餃子飯

7ヵ月後の線量 -福島市渡利-

私の実家は福島市の渡利にあります。
福島市内でも線量の高い地域です。

渡利よりも線量が低い地域で、特定避難勧奨地区に指定されている場所もあるのですが、渡利は指定されませんでした。
市が説明した時に「被曝を抑えるには避難するか、除染するかの方法がありますが、経済が成り立たなくなるので、避難せず除染して欲しい」と言ったりもしました。
「除染をがんばります」と自治体は言い続けましたが、住宅地の除染が始まったのは原発事故から1年近く経った2月。しかも雪が多いという理由で作業は進まず、現在も予定の半分も進んでいません。

実家にも特定非難勧奨地区に指定するかどうかの判断のため、市の方が線量を量りに来ました。
その時の値が、玄関先で0.99、庭で1.1と言うものでした。
市の方には2箇所しか量ってもらえなかったので、近所の方が持っていた線量計で室内のいろいろな場所を量ったそうです。
それが去年の8月。
今年3月に、私の兄が実家に帰った時に、自前の線量計で室内を量ってきました。
7ヶ月経っていますから、ちょっとは下がったかと思っていたのですが・・・
まったく下がっていません。
もちろん、前回8月に量った時と、今回3月に量った時とでは、使った線量計が違います。
当然誤差はあるでしょう。
しかし、ちょっとは下がるかと思っていたものが、大部分の場所で上がっているという結果には驚きました・・・
ちなみに3月に兄が量った時は、機械の誤差も考えて2種類の線量計を使っています。

いくつか数値を上げますと・・・
       去年8月 今年3月
1Fリビング窓際  0.53   0.60
2F寝室窓際   0.46   0.54
2F角部屋中央  0.56   0.36

やはり渡利に住む方のブログでも、同じようなことが書かれていました。
1年経ったけど、1年前と値が少しも下がらないと・・・

福島の人以外は、ほとんどもう放射線のことなど気にする人もいないのではと言うほど、最近では話題にも上りません。
しかし現実的には、基準値内だとは言え、いまだに全国のいろんな野菜などから放射線が検出されています。
去年かなり話題になった静岡のお茶も、農家の努力でだいぶ数値は下がったようですが、いまだにわずかに検出されています。(飲んでも問題ないレベルと言われています)

先日渡利で行われた説明会では、市の職員が来て説明したそうですが、県の方も国の方も、もちろん東電の方も来なかったそうです。
あとは市で何とかしてよ、ってわけではないのでしょうが、もう忘れられているのではと思えてしまいます。

20年後でも帰宅できない地域があるというシミュレーションも発表されました。
おそらく福島の人にとっては、5年10年の戦いではないのです。
20年30年の・・・あるいはそれ以上の戦いなのです。

それなのに、もうのど元過ぎればなのか、原発を動かそうと言う動きも出ています。
その原発関連の仕事をしている地域の住民は、当然再稼動して欲しいと言います。
仕事がなければ困りますから、その気持ちはわかります。
でも、仕事も電気を発電する方法も、原発以外にもあるのです。

もう一度福島の現状を考えて欲しいです。
もし、万が一何かあった時には、仕事がなくなるだけでは済まないのです。
自分たちだけの問題でもありません。
周辺地域数十万数百万人に影響するのです。

あの時再稼動しなければ・・・なんて言ってもどうにもならないし責任も取れないと言う事を、もう一度考えて欲しいです。

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弁天山の除染

4/7に、福島市渡利の弁天山の除染が行われました。
ボランティア350人が参加。
集められた落ち葉は、ゴミ袋にして3500・・・
皆さんご苦労様でした。
そして、ありがとうございました。
県外からの参加の方も多かったそうで、福島出身者としてはただただ頭が下がります。

線量は2割から3割下がったとのこと。
まだ1マイクロシーベルト以上ではありますが、除染しないことにはなかなか下がりません。
地道に、こつこつ続けるしかない。
ただ、渡利は中間貯蔵の場所が決まっていないので、自宅を除染しても結局自宅敷地内に埋めるしかないと言うことですから、効果的な除染のためにも、早く汚染土を集める場所を決めて欲しいです。

GWかお盆に実家に帰る頃には、中間貯蔵の場所が決まって、除染した土を運ぶ場所が決まっているといいのですが・・・

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